






ビデオインスタレーション映像(6’38”)
絹糸、木材、モルタル、ターポリン
サイズ可変
2023
2023年6月、山梨県甲州市にて、ぶどう農家の作業を手伝いながら調査を行った。住民へのインタビューを通じて、東京と甲州市という二つの土地が一見無関係に見えながらも、実際には互いに影響し合っていることに気付かされた。例えば、甲州市で農作物がどのような人々によって栽培され流通しているのか、また東京における需要や消費の変化が甲州市の人々の実際の暮らしにどのような影響を与えているのかを知る中で、東京での生活がこの土地とのつながりによって成り立っていることを実感した。
本作品は、私自身の東京での生活をテーマとした既存の映像作品に加え、甲州市でのインタビューをもとに制作した、東京と甲州市の生活のつながりをテーマとする新たな映像作品、そしてぶどう棚をモチーフにしたオブジェクトで構成している。ぶどうはこの地域の名産であり、それを支えるぶどう棚は土地の気候や風土に適応した形状を持つ。このぶどう棚をモチーフとして取り入れ、実際に作業を行った畑やぶどう棚を再現し、映像と組み合わせて表現する試みを行った。
この作品では、甲州市という特定の土地の風土や人々を理解し、その土地と私が生活してきた東京とのつながりや差異を可視化することを目指している。